映画辛アマ批評!ナイスチキンのブログ

年間400~500本鑑賞ヲタクの勝手な批評ブログ

第1回目『爆誕!新生スーサイド・スクワッドォォォ!』※ネタバレ箇所あり!表示してあるのでご安心を

最近ブログ始めました、ナイスチキンです。

みなさん、コロナ禍で大変ですが、お元気でしょうか?

 

さあ、第1回目は、ジェームズ・ガン版の『スーサイド・スクワッド』です!

(※極〇党集合?みたいなタイトルはだっさいんで書きません笑)

もうね、色んなレビュー出ているんですけど…とにかく最高でしたよ!

ほんとタイトルの如く、ちゃんとダークに作品が構成されているところも、さすがジェームズ・ガンでした。※記事後半からネタバレゾーンがありますので、ご注意ください。

 

そもそも、2016年に公開されたデビッド・エアー版の『スーサイド・スクワッド』とどう違うの?続編なの?という疑問がある方がいらっしゃるかと思います。

登場するキャラも被っている部分もありますが、ほぼ別物だと考えてください。

お話もテイストも全然異なりますし、続編でもありません。

また、エアー版のスースクに関しては、予告編会社のスタッフが編集を担当したのは有名な話です。本編はAmazon primeで見ることができます。(新作公開してるからなのか視聴率が何倍にもなっているみたいですね)

本編途中に人物紹介の字幕が出てきたり(必要ねーだろ)、話が分かりやすく編集はされているのですが、急な友情が始まったり(なんで?)、説得力にかける流れになってしまっています。

もし、気になればご覧になってみてください。ちなみに、予告編は大傑作となっております。※この予告編の評判が良くて、スタジオ側が観客アンケートとって、予告スタッフに編集をやらせたという経緯があります。

日本では、一部の映画監督やスタジオが公開前に観客アンケートを取って、編集を変えるというやり方を行っています。海外ではこのやり方が主流なのですが、そこまで予算がないんでしょうね。

クイーンのボヘミアン・ラプソディとの相性は抜群ですね。

エアーの作品は、スースク前に撮っている「フューリー」や「エンド・オブ・ウォッチ」がおすすめなので、別の回で解説しますね。

 

話がエアー版解説にそれてしまいましたが、今回のジェームズ版スクワッドは、変な字幕紹介はないし、説得力のない設定もありません。どちらかというとタイトルから連想されるような『スーサイド→自殺→死』というテーマをポップにかつ、グロく描いたね!
という感じです。

なので、もし、エアー版がつまらなかった方は、もっと純粋に楽しめると思うので、是非観に行ってみてください。但し、デートムービーにはおすすめしません。友人同士の方がいいです。グロいですし、苦手な人は、先ほどまで折角いい気分で食べた高級レストランの食材を無駄にするかもしれません。私は、「第九地区」というエビのエイリアン映画を見た後、エビ料理を食いまくっていたほどなので、平気ですが、苦手な人はご注意ですね。

 

 

 

さて、以降ネタバレを含みますから、閲覧注意です。

 

 

 

まず、冒頭の意外性ですよね。だってチームAをアメリカ国旗背景にめちゃめちゃカッコよく登場させて、全員マヌケに殺しちゃうんですもん。まさに『死』をポップに描いています。スタッフロールと共に、一人一人にカメラが追っていくわけですが、ここに流れる曲もポップクールです。

この曲、『the jim carroll band』の『people who died』というタイトルなんですが、死んだ人間?って作品にストライクしてますよね。これが、めちゃくちゃポップに飾ってくれてるんですよね。カメラワークもひと昔前のテレビ中継のようで、臨場感に溢れた動き方をしています。ちなみにこの曲、ヨウツベで聞けますよ。

 オープニングは、この映画はこういうもんだよって提示してくれるものなんで、ピッタリな感じでした。

 正確な最初のシーンとしては、同監督作品の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場する青いおっさん宇宙人ヨンドゥ役を演じたマイケル・ルーカーがボールで鳥をぶっ殺すとこから始めるんですけど(仲いいですよねマイケルとジェームズ)このマイケルは、最後の方まで生き残るのかなと見ていたら、冒頭付近で頭が破裂という笑

なんと愛のある見せ方なんでしょう。ワーナーから、誰を殺してもいいぜって言う風に言われて、これをやってのけるジェームズ、さすがです。

 で、チームBが本編で活躍していくんですよね。このメンバーのキャラクター造形、さすがですね。どのキャラも濃いですし、見ていてバランスがとてもいい。ワクワクする要素をもったビジュアルが揃っています。色の配置なども、カラフルなキャラと灰色や黒のダークイメージのミックスメンバ-なので、落ち着いて見られるのかもしれませんね。

ミッションとしては、3つあるわけです。その作戦名の出し方も、そこにあるモチーフを使っててオシャレでしたね。3つとも見応えのある作戦なのですが、『ヒトデ怪獣』の作戦はクライマックスなので、胸アツでした!なんか『大怪獣東京に現わる』に出てくるヒトデ型の宇宙人に影響を受けているそうですが、このヒトデ君は、アメコミ版のスースクの第一弾の立派な敵役で出てきてるそうですよ。どこが基になっているかはさておき、ヒトデの脇っちょからすさまじい数の小さいヒトデ君が出てきたときはキモかったですね。

それらが顔に引っ付いて、大行進してくるのはコメディセンスがあってエドガー・ライト的なセンスを感じました。最後、ラットキャッチャー2が大活躍して、ネズミで攻略って

ジェームズ・ガンの私情が入ってんのかなと思ってしまいました。一旦、ディズニ-マーベルから解雇され、ワーナーに救われ、また『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』を撮るため再雇用ということで、ネズミさん!ありがとうってことなんでしょうか。

ちなみに、ラットキャッチャー1は、タイカ・ワイティティという『ジョジョ・ラビット』や『マイティソー バトルロイヤル』を撮った映画監督なんですよ。俳優としては『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』や『フリーガイ』等結構がっつり出てる人で、顔も結構特徴的です。多彩な人なんですね。

 はい、まとめていきますと、映画館でぜひ見ていただきたいです。ただし、付き合う前のデートムービーでは避けてください。付き合いが長い人はオッケーです。

あとはビックリするのが苦手な方、(私も大きな音の前は耳を塞ぎます)ハーレークインのシーンで一部ビビるとこがありますのでご注意を。ただおもろいんで、テーマパークに遊びに行く感覚で観に行ってみてください。

 

みなさんの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

引用・参考 パンフレット、ネット記事等