映画辛アマ批評!ナイスチキンのブログ

年間400~500本鑑賞ヲタクの勝手な批評ブログ

第3回目『シャン・チー テン・リングスの伝説』

どうも、ナイチキです。ファミチキみたいなノリで訳してみました。

今回、マーベル映画の『シャン・チー』を見てきたので感想を言いたい放題書きます。

 

若いかりし頃のミキプルーンと若かりし頃の片桐は〇りが、インファナルアフェアと戦う話でした。

もう意味不明な文になっていますが、見ていただくと分かります。

ただ、この映画、インファナルアフェアとの戦いかと思えば、モンスターとの戦いに切り替わるんですね。これも『オールド』と同じく、ん?となってしまいました。

 

主役の方は、新人さんで小さな役くらいしか出たことがなかったのですが、

今回大抜擢されて、人生が変わったみたいですね。

今作で、とても見どころだと思ったのは、今までのマーベル作品(全て鑑賞済)のビジョンで目新しい部分がいっぱいあったことです。※役者さんも含めて

 

以下、ネタバレありですのでご注意を

 

アメリカチックな豪快さと派手なアクションが売りのマーベル映画。今回ももちろん派手なアクションがてんこ盛りなんですが、そこにアジアデザインが入ってくる。カンフー要素もあって今までにないなあ、面白いなと思いながら見ているんですが、設定やストーリーがちょっと分かりづらいのが残念でした。

親父さんがテンリングス?によって、ずっと生きているという設定なんですが、途中、奥さんなる人と出会ってから、箱にしまっちゃうんですよ。でも、一気に老けたりしない、ここらへん雑だなと思い始め、家を出て6年後に主人公が持っているペンダントを追って父親の手下が襲ってくる。これは後に明らかになる、ペンダントが竜の目になっていて、(カリオストロっぽい)奥さんの故郷への地図の手がかりで必要だということなんですね。うんうん、6年もかかっちゃったか…頑張ったなトニーレオン。話は戻りますが、親父さんの部下に襲われてから、片桐は〇りさんに似ている妹からの手紙を基に、妹のアジトに行くんですよ。

そしたら、は〇りは手紙なんか出してないし、中井貴〇さん似のお兄ちゃんなんていらなーいっていうわけですよ。はあ?じゃあ、なんで妹んとこ集まったんだ?誰が手紙だしたんだ?って思いながら話は進んでいきます。ああ、なんか一緒に兄妹を揃えたかったのかと妥協しつつ、とりあえず中井兄と仲のいいオークワフィナ演じる友人を助けるんですね。オーさんはほんと存在感あって、『オーシャンズ8』で、コメディエンヌとしては世界規模な人で、話題作に続々出ている天才俳優の一人です。このコメディセンスが盛り上げているんですが、日本ではスベリがちでした。観客たちはクスクス程度、私もその一人です。もともと、アメリカの劇場のように、拍手が起きたり、笑ったりがないのは日本で当たり前ですよね。(コロナでもっともっと厳しく)『アベンジャーズ エンドゲーム』でヒーロー大集合するシーンで、観客たちが大興奮するリアクション映像がyoutubeにあるんで、観てみてください。向こうの方々は反応が素直で面白いですよ。

話が反れてしまいましたが、このコンビはバスでのアクションシーン、終盤のモンスター合戦が見どころですね。バスの中であんだけ戦う姿、観てて飽きませんでした。

それにしても、カラオケのシーンが2か所あるんですが、これはすごく曲がった見方しちゃいました。なんか俺らって面白いっしょ?っていう制作者側の思惑が見えて、なんだよ?って感じになってしましました。二番煎じ感があって、ジェームズ・ガンなら、もっとスマートに客観的に描いてくれると思うんですが…※めちゃくちゃ引き画で、こいつらのアホさって悲しいだろ的な感じで。しかも2度目は最後の最後に持ってくる。これいいじゃんと思う方もいらっしゃると思いますが、私は下手だなあと思う演出です。やるならもっとドクターの相棒ベネディクト・ウォンが演じるウォンに慣れてない感じを演出すべきじゃないかと。偉そうにすみません。

そして、母親の故郷に父親が攻め入ることになります。※正確に言えば、助けに行ったというとこですか。テン・リングスが魔物の声を導くんですね……いや、なんで?味方の武器じゃないの?その疑問をそのままに、親父さんから中井兄に、あっさり継承されるんですよ。青からオレンジになるだけで、他の説明は一切排除です。ここも雑だなあって見てました。

それに加えて、使いこなしちゃってるし。ドラゴンに乗って戦うとこはかっこよかったですよ。でも、親父さんが敵だったはずなのに、魔物の門をぶっ叩いて魔物を出しちゃってるんですよ。いや、気づこうよトニーさん。もう幻覚に支配されちゃってんのかな?ってこっちが理解するしかないまま、スススと進んでいくんですよ。魔物よりも、もっとトニーが強すぎて手に負えないよってとこが見たかったです。

そんなこんなで、親友のオーさんが弓放って、おししいとこを全部持っていって終息します。この弓を教えた爺さん将軍はカンフーハッスル太極拳の達人を演じたユン・ワー。この将軍あっけなく死んでしまうんですが、こんにゃくみたいに避けてほしかったですよ。

ラストは、片桐妹が、新たなテン・リングスリーダーになりましたで終わるんですけど、

お前、テン・リングスはめてねえじゃんとなるわけなんです。中井兄と友人オーさんは

ドクターストレンジ相棒ベネディクトのワープでアジトに行って、これからドクターたちと合流する伏線も貼ってますから、今後期待ですが、意味不明な点がいっぱいある映画でした。曲はかっこよかった。海外雑貨が置いてある店でかかってそうな感じで監督の好みなのかなと感じました。『Anderson Paak』 の『Fire in the Sky』って曲です。Youtubeで聞いてみてください。

あんまりマーベル映画が大好き!というわけではないので、客観的に批評しましたが、あー、金返せやレベルの映画ではないので、なんも考えずに楽しみたいという方にうってつけの映画かと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。